日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2023年2月6日人に話しかけるのが苦手!その改善法とは?

 

日本話し方センターの受講生が自分の話し方で改善したいと思われていることは、大きく分けて次の3つです。
1つ目は、人前に出て話す時にあがってしまうという、あがり症に関するもの。
2つ目は、自分の言いたいことがまとまらない、上司に『結局、何が言いたいの』と言われてしまうなど、言いたいことが伝わらないというもの。
3つ目は、人に話しかけるのが苦手、会議でも発言できないなど、日常の話す場面で緊張してしまうというもの。


1つ目と2つ目に関することは、このブログでも頻繁に取り上げていますので、今回は3つ目の日常で話す場面で緊張してしまうことについてその改善策を述べたいと思います。




 ★気軽に話しかけられない場面は誰にでもある


気軽に人に話しかけることができない、少人数や1対1で話す場合でも緊張してしまう、言葉が出なくて気まずい思いをする、という人はかなり多いと思います。例えば、顔見知りの人とエレベータを待っている時やエレベータに乗り合わせた時などは、大抵の人がどんな話をすれば良いか分からなくて少なからず気まずい思いをするのではないでしょうか。仕方がないのでエレベータの表示を眺めてやり過ごす人が大半だと思います。こんな時に気軽に話しかけることができればどんなに良いだろう、と思った経験は誰にでもあると思います。


実は、こうした場面に話ができないのは、話し方のテクニックの問題ではなく話しかける勇気が出ないということが大きな要因です。エレベータを待っている間なら「今日は一段と寒いですね。明日は雨も降るようですよ」と当たり障りのない天気の話なら、やろうと思えばできるでしょう。でも、実際にはなかなか言葉が出てこない。それは、積極的に話す、という気持ちがどうしても持てないからです。話すことに積極的になるためには、そうした気持ちになれるような行動を習慣にして継続することがとても効果的です。そしてそれらは決して難しくはないのです。その行動とは次の2つです。



★大きな声で挨拶をする


1つ目は、大きな声で挨拶をすることです。
人に話しかける一番自然な場面は、出会った時です。その時を逃さず、少しだけ気恥ずかしさを我慢して挨拶をしてみましょう。朝、起きてから家族にするのもよいでしょうし、出社して職場の人にするのもよいでしょう。相手の顔を見て、相手に聞こえるように「おはよう!」と言うようにしてみてください。コンビニで商品を受け取った時、店員さんの顔を見て「ありがとう!」と言うのもいいでしょう。どれも初めて行う時はかなり勇気が要ると思います。また、挨拶しても相手から返事が返ってこなくてガッカリするかも知れません。でも、「それでもいい」と割り切って1週間でいいので続けてください。1週間後には挨拶をすることにかなり抵抗感がなくなっているはずです。そして、その分、人に話しかけることへの心理的ハードルも下がっているはずです。



★名前を呼ばれたら返事をする


2つ目は、名前を呼ばれたり返事を求められたりした場合に「はい!」とはっきりと返事をすることです。
病院で名前を呼ばれたり、会議で「ではこれで宜しいですか?」と議長が出席者に問いかけた時などに「はい!」と返事をしてみるのです。残念なことに、これらのタイミングで「はい!」と返事をする人はほとんどいないので、最初はかなり気恥ずかしいと思います。しかし、これも少し我慢して習慣化すれば、人に話しかけるハードルを下げることができます。


上に述べたことは、日本話し方センターのベーシックコースの受講生が、実際に実行して「積極性が持てた」と多くの人がその効果を実感しているものです。また私も過去に実行して話すことに積極的になれたことを実体験しています。ぜひ人と楽しく話がしたい、と思われている方は実行してみてください。




★積極的に話す場に身を置いてみませんか?


日本話し方センターのベーシックコースでは、受講生が毎回教室の前に立って2分間のスピーチを行っています。これを続けていくうちに、「話すことやそれ以外のことにも積極的になれた!」という人が数多くおられます。今回ご紹介した挨拶や返事は自分だけでやろうとしてもなかなかできないかも知れませんので、そういう方はぜひ積極的に話す場に参加してはいかがでしょうか。
同じようなお悩みを持たれている方と一緒にご自身を変えたい!と思われている方は、ぜひベーシックコースの受講をご検討ください!

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